ホームページ制作

Googleに最適化

　Webの世界はすべてGoogleを中心に回っています。ホームページを制作しただけでは十分ではありません。"Googleの言うことをよく聞く"ことが最も大切なファクターです。別に世辞を言っているわけではありません。これを意識しなければ、あなたのホームページを訪れてくれるお客様はほとんどなく、「ホームページなんて、やっぱり役に立たないんだ」とボヤく結末が見えています。

　Googleから提供される様々なサービスを有効活用することで、あなたとお客様との距離がグッと縮まるのです。GoogleマップやGoogleマイビジネスは地域生活を送る上で、大きな役割を果たしており、そのサービスは何と無料で利用できるのです！また、Googleリスティング広告やYouTubbe広告は、世界中でも比類なきオーディエンスに対するエンゲージメントの可能性をオファーしています。

SEO

　SEOとは「検索エンジン最適化」と訳されます。簡単に言えば、GoogleやYahooなどのキーワード検索の結果において、上位表示を狙うための施策一般を指します。ただ、一口に”SEO”と言っても、その手法は数え上げればキリがないほどであり、概念的に捉えるのが無難でしょう。ここで論じるのは、内部施策です。

　もはや、Google検索で表示されないホームページはこの世に存在しないも同然です。PCとAndroidの検索から、一体どれだけのお客様の流入があるかを想像してみてください。

　アリエスでは、どのようなプランを選択いただいても、Googleが推奨する基本的なSEO対策を施します。

CMSはお勧めしない

　CMSは基本的に推奨しません。理由はシンプル。管理が大変だからです。私が横着したいのではなく、管理が大変なのはあなたも御同様です。
　実際、Wordpressを導入しているサイトは数多ありますが、コンテンツの更新をサボるとオーナーの無精が表面化してしまう危険を伴います。あなたも、新着情報が1年前から更新されていないサイトをご覧になったことがありませんか？さらに、CMSの導入はセキュリティリスクの増大など、システム管理上の困難が伴います。これはつまり、TCOの増大に直結するのです。

　そこまでして、あなたは速報性を求めますか？

　CMSをお勧めしないもう１つの理由は、スピードです。ホームページ訪問から表示されるまでの時間が数秒送れるだけで、数十％ものお客様はそこで帰ってしまうのです。WordpressなどのCMSはデータベースを基幹とした立派なシステムを構成しており、その動作速度は一般的にCMSを使用していないページに対するディスアドバンテージを宿命的に負っています。このビハインドを埋めるために、高性能なサーバを利用することで対応することが必要になってきますから、この点もTOCの増大を招くファクターです。
　アリエスがCMSを使用しないのは、安価なレンタルサーバの利用においても、十分なパフォーマンスを発揮でき、制作の初期コストのみならず、運用を含めたトータルコストを下げるためでもあるのです。

　CMSという、いつでもどこでも自分のホームページを更新できるという自由を獲得することで、そのトレードオフとしてご自身に発生する義務をよくご理解ください。古い情報を掲載し続けることは、事実とは異なる情報を世に配信し続けてしまうようなリスクも生んでしまいます。現実として、そのようなサイトは枚挙にいとまがないのです。そのような事態となれば、あなたのご本業に対する”信用の失墜”を招くことさえあり得るのです。

　もし、あなたが1日に多くの時間をホームページの更新のために費やす決意をされているならば、私は間違いなくあなたにWordpressの使用を強くお勧めします。ただ、現実として多くのスモールビジネスでは本業以外に割くことのできる時間は限られているのです。

　言うまでもないことですが、情報の鮮度はお客様にとっても、SEOの観点においても、とても重要なファクターです。ですが、ご安心ください。アリエスでは情報の更新やコンテンツの追加には、万全の保守体制で対応致します。

モバイルファースト

　スマホの普及台数は、すでにPCのそれを随分前から超えています。あなたのホームページはスマホユーザーに対する表示最適化ができていますか？もし、まだなら、あなたはすでに現時点で世の中の半数以上のポテンシャルユーザーを捨てていることになるのです。

　社会的な背景はさておき、あなたがモバイルファーストを志向せねばならない一番の理由は、これがSEOに大きな影響を与えているという現実にあります。GoogleはMFIというキーワードを用いて、モバイル版のコンテンツをPCより優先してインデックスさせる方針を「モバイル ファースト インデックス登録に関するおすすめの方法 」として公開しています。この影響は大きく、Googleはソフトランディングさせるためにユーザーにモバイルファーストへの移行を促す、謂わば猶予期間を設けてきましたが、遂に2020年9月から全面的なMFIへの移行をアナウンスするに至っています。もう、時間的猶予はありません。世界的には、すでに70％のWebサイトがMFIへの対応を完了させているといわれています。これに対応しなければ、Google検索からの流入はほぼ絶望的になるという事実を認識してください。

　これに対応するための手法として、Googleが推奨するのが、”レスポンシブデザイン”です。

　アリエスでは、どのようなプランを選択いただいても、このレスポンシブデザインを採用していますので、ご安心ください。

高度なアクセス解析

　Googleが提供する”Google Analytics ”というサービスをご存じでしょうか？これは、アクセス解析ツールと呼ばれる分野のアプリケーションで、あなたのホームページのどのページに、どれくらいのユーザーの訪問があったのか、そのユーザー像の性別、年代などのデータをグラフィカルなユーザーインターフェースで確認ができる超高性能なツールです。驚くなかれ、何と？！Googleはこれを無料で提供しているのです！私は20世紀からホームページを作ってきた人間ですが、一昔前ならば、月額数十万円を掛けてようやく手に入れることができた貴重なデータです。

　これを活用しない手はありません。ホームページは”育てる”意識を持って取り組むことが重要です。アクセス数が徐々に伸びていく様を目にも鮮やかに見ることができれば、やる気も続くというもの。今週と先週、今月と先月など期間を指定して比較することなども簡単にできるのです。

　アリエスでは、どのようなプランを選択いただいても、Google Analyticsの設置をしています。

Google Analyticsのサービスロゴ

SSL対応

　SSLとは一般的にユーザーのWebブラウザとWebサーバ間の通信経路を暗号化するために用いられるテクノロジーの呼称です。例えば、会員登録やお問い合わせフォーム、ECサイトでのクレジットカード情報といった個人情報の入力が必要なサイトでSSLの対応が成されていない場合、インターネットの経路上において悪意ある第三者による盗聴被害にあう可能性があるのです。

　「そんなこと言っても、そんな被害に遭うことなんてレアケースでしょ？」とおっしゃる方がいるでしょう。その通りです。クラッカーも商売であると仮定すれば、有限の時間を費やしてあなたのサイトを攻撃している可能性は限りなく低いと言えるでしょう。しかし、これに甘えてSSLに対応せずにいるとどういう結果になるか、ご覧に入れましょう。

　赤枠の中に「保護されていない通信」との警告文が表示されてしまっています。いかがでしょう？初訪問したホームページのTOPにこのような警告文が表示されていたら、そのサイトの商品やサービスを購入することを躊躇してしまうのではないでしょうか？ビジネスにおける”第一印象”の重要さについては、あなたが一番よくご存じでしょう。なればこそ、商店主はお店のディスプレイに気を使い、営業マンは身だしなみに大きな注意を払うのです。
　あなたは、このような状況を放置すべきではありません。

　SSLに対応することで得られる大きなメリットは他にもあります。HTTP/2への対応が可能となることです。少し技術的な話になりますが、HTTP/2は従来のHTTP/1.1と比較して、ファイル点数が多い場合の体感速度向上に特に効果を発揮することが知られています。
　あなたはこれまでに、スマホでWebサーフィンをしている時に、サイトの読み込みが遅いとイライラした経験がありませんか？その理由は様々ですが、”ギガが足りない”だけが要因ではなく、Webサーバ側の問題のケースも往々にしてあるのです。その場合は、いくらユーザーの回線速度が速くても問題の解決にはなりません。

　アリエスでは、どのようなプランを選択いただいても、SSL対応をしています。

シンプルデザイン

　日本では、ちょっと信じられないくらいデザインに凝ったホームページをよく見かけます。これには大変な労力とコストが必要であることは疑う余地がありません。
　翻って、海外のWebサイトに目を向けると、あっけないほどにシンプルなデザインのホームページが多いことに驚かれるはずです。試しに、Google USA  で "boston law firms" と検索してみてください。ロースクールの本場、ハーバード大学のあるボストンの法律事務所であっても、シンプルなデザインのホームページが多いことにお気づきのはずです。

　もちろん、アリエスは凝ったデザインにも喜んで対応致します。ただ、そのためには打合わせや手直しなど、お客様に必要な情報をお届けするという本質とは関係のないマターに対するタスク増大のために、コストが増大することは、ぜひご理解ください。それでも、お金はあなたのお客様のためになるコンテンツ作成のためにお使いいただきたいというのが本音です。

　シンプルなデザインはSEOにも有利です。アリエスでは凝ったデザインをしない代わりに、海外の優秀なデザイナーの手になるデザインテンプレートを活用することで、美しさとコストをバランスさせています。
　ご心配には及びません。多寡の差こそあれ、市井のデザインスタジオは何らかのテンプレートを元にホームページをデザインしているのです。

PWA対応も可能

PWAコミュニティーのロゴマーク

　PWAとは"Progressive Web Apps"の略語で、簡易にこれを表現すれば、モバイル向けのWebサイトをあたかもスマホのアプリであるように振る舞わせることができるテクノロジーの総称です。古くは2007年、ご存命のスティーブジョブズによって提唱されたコンセプトに端を発し、GoogleがChrome上でこの具現化に成功したという経緯を辿ります。皮肉なことに、当のAppleがPWAへ対応したのは最近になってからのことですが、2020年現在、PWAはAndroid、iPhoneの両プラットフォームで正式にサポートされるようになっています。

　PWAについて説明を尽くすと本が1冊出来上がってしまいますので、そのメリットについて簡単にご説明します。スモールビジネスオーナーのあなたにはそれで十分ですから。

PWAのメリット

ホーム画面にアイコンが置ける

　これに尽きます。ともかくユーザーのデバイスにあなたのホームページへのアクセスアイコンを置かせてもらえることのメリットがいかに大きいかは、想像に難くないでしょう。一度登録してもらえば、ユーザーはあなたのホームページへワンクリックでいつでも訪問できる環境が整うのです！ブラウザでブックマークしてもらうよりも分かりやすくて簡単です。
　しかも、アプリと違い、ストアに行ってからのインストールではなく、ユーザーがアクセスしたその瞬間に、その場で登録してもらえるのです！

デバイスにインストールされる

　アプリというくらいなので当然です。これの何がいいかと言えば、ネットワーク環境のない場所でも閲覧することができ、あなたのホームページのデータはデバイス内に格納されているため、読み込みがとても速いのです。

アプリのように審査やアップデートが必要ない

　アップデートが必要ないことはないのですが、それは自分のホームページを更新すれば完了します。アプリの場合は、OSのアップデート毎に何等かのアップデートと再登録という作業が付きまとい、TOCは相当高くなってしまいますが、PWAならば簡単です。

プッシュ通知が使える

　最近増えてきたユーザーへの通知手法ですが、ネイティブなアプリでなくともこれを使用することができます。使途によっては非常に有効な武器となります。但し、メールなどとは異なり、通知1件あたりのコストが毎度必要となり、スモールビジネスにおいては気軽に使用するのは憚られます。

全画面表示ができる

　ブラウザでの閲覧では、上部にURLのバーが表示され、ただでさえ広くないスマホの画面を圧迫してしまいます。PWAならば、ユーザーにそれが表示されることもなく画面がスッキリし、URLを意識することすら不要です。

GPSからのロケーション情報を使える

　ユーザーの現在地情報を活かしたサービスを提供することができるようになります。

　実は、iPhoneではPWAの機能実装が遅れており、すべての機能が使用できるわけではありません。iPhoneのシェアが比較的高い日本ではいろいろと問題のタネになってしまいます。ですから、ここは思い切って、ホーム画面への登録機能のためと割り切って、PWA対応することをアリエスはおすすめします。

PWAの活用方法

　ここでは、もう少し踏み込んだPWAの有効な活用方法のシナリオを描いてみます。

　あなたが税理士であると仮定します。潜在顧客は税制に疎いユーザーです。彼らに対して、例えば相続税自動計算機アプリを提示するのです。当然、複雑怪奇な税制がこんな簡単な仕掛けで完全な結果を得らえる訳ではありません。でも、だいたいどのくらい税金が掛かるのかを知っておきたいと思うのも人情。そんな人にマッチするレベルの機能でいいのです。
　このような計算機を欲するのはどういう人かといえば、近々、お身内に御不幸がありそうな方に限られるでしょう。この時点で相続税申告業務の獲得競争はすでにはじまっています。でももし、この時点であなたの相続税自動計算アプリを登録してくれたなら、もう勝負ありです。計算結果からご家族が心配されるであろう情報を親切に提供すれば、そのご家族はきっと、あなたの事務所に相談してくれるはず。

　このようなアプローチは、何も士業に限ったものではありません。プロのあなたと素人の潜在顧客を結びつけるアンカーとして、PWAの有効活用についてご自分のビジネスに照らしてご検討いただければ、きっといい方法が見つかるはずです。